204N 線形ガイドレール 高速PTB 同期ベルトスライド

代表的なアプリケーションシナリオ

1. 物流仕分けセンター
   PTBスライドは、メイン搬送軸として、2311mm/sの超高速で仕分けカートを駆動します。最大負荷容量200kgで、商品の満載された箱を楽々と処理します。1126Nのピーク推力は、仕分けバッフルの迅速な切り替えを保証し、1時間あたりの小包処理量を2500個から8000個に増加させます。
2. 自動車部品組立
   エンジンブロックハンドリングワークステーションでは、デュアルレール高剛性設計と200kgの負荷容量を組み合わせることで、機械加工ステーションと組立ステーション間でエンジンブロックを安定して搬送します。±0.1mmの繰り返し位置決め精度は、ボルト穴の位置合わせ要件を満たします。
3. 電子部品配置
   FPCフレキシブル基板プレス装置では、1126Nの強力な推力と45mm幅ベルトの高い安定性により、0.1mmレベルのプレス精度を実現し、従来のスライドの推力不足によって発生する緩みや位置ずれの問題を解決します。

コア技術の利点

1. 高剛性耐荷重：200kgの水平ハンドリングを容易に
   デュアルロー高剛性リニアスライドと厚肉アルミニウム合金ベースプレートの一体型設計を採用し、スライドとレールの接触面は超精密研削加工を施しています。45mm幅のPM型同期ベルトと組み合わせることで、水平方向に200kgの動的負荷容量を実現します。自動車用ギアボックスや大型バッテリーモジュールなどの重量ワークを扱う場合でも、スライドは0.1mm/mの低たわみ変形を維持し、動作の安定性を確保します。
2. 超高速：3倍の効率向上
   高張力同期ベルトとダイレクトドライブ低慣性サーボモーターを搭載し、伝達効率は97%に達します。軽量アルミニウム合金スライダーと組み合わせることで、最大線速度は2311mm/sを超え、従来の同期ベルトスライドよりも30%高速です。物流仕分けシナリオでは、1時間あたり6000個の小包を高速仕分けすることが可能になり、従来のチェーンコンベアと比較して効率が3倍になります。
3. フルストロークカバレッジ：50～4000mmへの柔軟な適応
   モジュール式レールスプライシング技術を使用することで、ストローク範囲は50～4000mmに及び、短ストローク精密ディスペンスから長距離物流搬送まで効率的に適応できます。